田原RCが市にサイクルラック寄贈

　田原ロータリークラブ（鈴木雅会長）は9月30日、田原市にサイクルラック15基（１００万円相当）を寄贈した。クラブ創立60周年記念事業。
　市役所での贈呈式で完成したラックを披露し、鈴木会長が山下政良市長に目録を手渡した。
　ラックは高さ約１・１㍍、幅２㍍で、ハンドルにカメラを搭載した車両でも楽々収まるサイズ。渥美線三河田原駅など公共施設のほか、表浜沿い自転車道や観光集客施設などに、来月19日までに順次設置する。
　鈴木会長は「自転車を活用したまちづくりを目指す市の考えに共感した。長く市民と関わる奉仕活動を続けたい」と語った。山下市長は「とても立派な出来栄え。渥美半島を訪れたサイクリストたちも驚くのでは」と感謝した。
　田原市には伊良湖岬を起点にしたサイクリングルートがあり、前年度には「自転車活用推進計画」を作った。市内の観光施設などにラックを置いて休憩やパンク修理ができる場所を設けるなど受け入れ態勢を強化する。
【加藤広宣】