豊橋市新浜西町の「東三河バイオマス発電所」で27日、合同消防訓練があった。職員や消防職員ら27人が緊急時に備えた。
関西電力舞鶴発電所では昨年3月、石炭と混ぜて燃やす木質ペレットの供給設備が燃える事故が起きるなど、全国的に火災が複数発生している。
訓練前半は、貯蔵施設で火災が発生したとの想定で、後半は燃料棟で作業していた従業員が転倒し負傷したとの想定で訓練に取り組んだ。
消火訓練は、発電所の従業員が現場に駆けつけて放水して初期消火。市消防本部は、大量可燃物火災の出勤指令で臨場し、東三河で唯一の「消防技術説明者」が作成した災害情報提供シートを活用、内部の可燃物などの状況を聞き取り、消防本部がはしご車などで消火活動をした。ドローンで上空偵察し、消火できたかを確認した。
救助訓練では、はしご車で建物に取り残された職員を地上20㍍のところから救助した。
中消防署の野末昌孝署長は「今後も有事に備えて訓練を重ねてたい」と述べた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。