田原市がフラワーウォール設置

　田原市中心部の三河田原駅前などに、季節の花を使って文字や絵をあしらった「フラワーウォール」が登場し、訪れた人たちの目を楽しませている。市が設置し、飾ってある花は毎月入れ替えながら、来年２月末まで掲示する。
　駅改札を出た正面にあり縦２㍍、幅６㍍のスクリーンに８６０余りの鉢花を使用。鉢から抜いた花の根元に水を含ませたスポンジを巻き、横向きに置ける容器に移し替えて飾り付けた。
　駅から出ると、ポットマムでつくった「ＷＥＬＣＯＭＥ」の文字が目に飛び込んでくる。その脇には季節にちなみ、ハロウィーンのカボチャをパンジーとビオラで表現している。
　デザインを担当した生花店「ぐりーんぽけっと」の八木義之店主は「花の種類と色を合わせたうえで量を確保するのが難しかった。特に今年は長梅雨と猛暑だったので苦労した」と話す。
　市農政課によると、フラワーウォールは、公共施設での花の活用を促す農林水産省の補助事業。花の産地をＰＲにも活用し、観光の玄関口である同駅と、道の駅・田原めっくんはうすに設置した。
【加藤広宣】