「新しい生活」下のバス旅行PRへモニターツアー

　豊鉄観光バスと豊鉄観光サービスは28日、モニターツアーを開催した。新型コロナウイルスの感染対策を十分にして、安心してツアーに参加できることを利用者にアピールした。
　「金華山ロープウェイ・岐阜城と麒麟がくる岐阜大河ドラマ館」と銘打った日帰りツアー。バスツアーの常連や報道関係者ら約20人が参加した。
　感染対策として、乗車前の検温や手指消毒、バス内でのマスク着用を求めた。手指消毒は、休憩や観光地の見学などからバス内に戻る際に毎回実施した。食事もグループごとに離れた席を用意し、ゆったりとした空間で安心しておいしい料理に舌鼓を打った。
　各観光施設も感染対策に力を入れている。入場時の検温や手指消毒、入場者が多い場合の入場規制などを実施しており、安心して見学できる。
　またバス内の空気は、５分ほどで入れ替わる構造になっている。バス内をスモークで充満させる実験が公開され、５分ほどで車内の空気が入れ替わる様子を確認した。このほか、除菌効果のある「プラズマクラスター」の車内導入を進めている。
　参加者たちは「新型コロナの感染拡大後、初めてバスツアーに参加しました。バスに乗るたびに手指消毒をするなど、感染対策をしっかりしていることが分かり、安心できました」と話していた。
　同社によると旅行需要喚起策「Ｇｏ　Ｔｏトラベル」キャンペーンの後押しもあり、10月に入ってからバスツアーの参加者数は回復傾向にあるという。豊鉄観光バスと豊鉄観光サービスの社長を兼務する藤田信彰さんは「バス内だけでなく、観光地も万全の感染対策で観光客の皆さまをお待ちしております。現在はＧｏ　Ｔｏトラベルで旅行代金が安くなり、さらに地域クーポン券が付くお得なツアーを数多く用意しています。この機会に旅に出掛けてください」と話していた。
【竹下貴信】