豊橋の「一日長」 精力的に活動

　豊橋市の「市民の日」行事として11日、市長や警察署長など「一日長」を務める行事が各所であった。市民愛市憲章推進協議会（河合秀矩会長）が選んだ６人がほかに、市議会議長、商工会議所会頭、豊橋駅長、郵便局長となって各現場の視察や行事に参加した。

　一日市長は市立牟呂中３年の渡邉翔大さん（15）が務め、市長室で佐原光一市長と会談した。市長の椅子に座り「ふかふかとしていました。荷が重そうでした。やはり努力した人だけが座れる椅子でした」と感想を述べた。
　まちの魅力を伝えるシティプロモーション課の担当職員からイベントの企画や開催までの流れについて説明を受けた。また「豊橋カレーうどんをテーマに食べ比べイベントを展開してみては」と企画を提案した。
　一方、一日警察署長になったのは豊橋創造短大２年の高木莉子さん（20）。大学で防犯ボランティア団体「ＣＴＳ（クリーンチーム創造）」のリーダーを務める。
　署長室で梶浦哲哉署長から委属状を受け取った高木さんは「緊張していますが楽しんで努めようと思います」と話した。　高木さんは豊橋信用金庫井原支店（平川町）を訪れ、特殊詐欺被害防止のチラシを利用客に手渡す啓発活動をした。
　高木さんは「チラシを見た人が、詐欺の手口を多くの人に伝えてくれれば」と話した。

愛市憲章実践者を表彰

　市民の日の式典では愛市憲章に沿った活動が評価された３人と４団体に、河合会長が表彰盾を手渡した。
【安藤聡、林大二朗】