花島さんデザインのカーテン寄贈

　豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園（のんほいパーク）内の憩いの広場に、インテリア・オーダーカーテン販売の「カーテン工房マルナ」（豊川市御津町、深谷忠介社長）からカーテン（防燃加工済ポリエステル製）２セットが贈られた。受領式が２日、のんほいパークであった。
　カーテンのデザインは、花島愛弥さんの作品を使用した。愛弥さんは自閉症の画家として知られる。式には深谷社長と、愛弥さんの父親で「県自閉症協会・つぼみの会」の理事、花島紀秀さん、妻恵里さんが出席した。
　花島夫妻は「自分の子の絵を認めていただけていること、地域の人々に支えていただいていることがとても心強い」と笑顔で話した。瀧川直史公園長は、障害などで通常開園時の入園が困難な人を対象とした休園日入園許可制度などにも触れ「園としてはいろいろな人々に楽しんでもらいたい。『来たいけど来られない』という人がいるのはたまらない。地域の人々に支えていただいてこその園」と語った。
　カーテンは憩いの広場内の授乳室・おむつ替えスペースの仕切り用として利用される。
【岸侑輝】