企業シャトルバスを住民利用

2020/12/04 00:00(公開)
企業シャトルバスに乗り込む人々=湖西市梅田で
企業シャトルバスに乗り込む人々=湖西市梅田で
JR東海道線の駅周辺で実証実験中

 湖西市は、JR東海道線の駅周辺にある企業のシャトルバスを活用した公共交通を検討している。実現すれば、高齢者ら交通弱者の利用が期待できる。現在、企業の協力を得て、住民を乗せて実証実験中だ。
 東海道線の新所原、鷲津の両駅周辺企業は朝夕の時間帯に従業員の送迎用としてシャトルバスを走らせている。路線バスなど公共交通が走らない時間帯に運行させようと検討している。
 路線バスの場合は道路運送法に基づく許可が必要となるが、国土交通省の自家用有償旅客運送制度を使い、市が運行主体となって実証実験を始めた。
 実験にはデンソー湖西製作所、浜名湖電装、プライムアースEVエナジー、ソニー湖西サイトの4社が協力。今月25日までデンソー湖西と浜名湖電装、来年1月12~29日はプライムアースとソニー湖西がバスを巡回させる。モニター登録者が乗降場所を予約する。次世代型移動サービス企業モネ・テクノロジーズ(東京都)が予約システムを運営し、豊橋技術科学大学が住民の移動手段や実用性について調査分析する。
 2日、実証実験が報道陣に公開された。モニターとして梅田地区の住民10人がデンソー湖西製作所から新所原駅近くまでバスに乗り、買い物した。
 新所原駅は豊橋市境に位置し、谷川校区住民や県境に立地する事業所の最寄り駅でもある。
【安藤聡】
車内の様子
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