新型コロナの療養施設を公開

2020/12/04 00:01(公開)
入退所を管理するスケジュール表=豊川グランドホテルで
入退所を管理するスケジュール表=豊川グランドホテルで
豊川グランドホテルを活用

 東三河では初となる新型コロナウイルスの療養施設に豊川市市田町の「豊川グランドホテル」が使用されることになった。4日の開所を前に、内部の様子が報道陣に公開された。
 入所する人はスロープを使って2階のドアから館内に入る。警備員が常駐しており、ドアが開くとアラームが鳴る。
 1階ロビーはグリーンゾーンで、フロントの先の調理スペースは事務や看護スタッフが使用する。ホワイトボードに各部屋の使用状況が分かる表が作られていた。
 各階通路の客室との境目にはパーテーションが置かれ「この先レッドゾーン」という注意喚起の張り紙があった。ここからは行き来できない。
 2階のエレベーターの前に、入所者が使うブラシやティッシュペーパーなどが置かれている。弁当の配給は2回(昼食と、夕朝食)で、防護服を着た看護師がここへ来る入所者の様子を観察し、体調変化に気をつける。体温測定などはオンラインでする。各階には「コロナうつ」にならないよう、心のケアを呼びかける張り紙がある。
 今回、室内に残るウイルスを死滅させるため、小牧市の医療・健康機器など製造「フジデノロ」が開発した紫外線照射装置が貸与された。すでに30の国内の大学病院などが使用しているが、県内の療養施設での使用は初めて。リモコンやバス・トイレなどに照射し、ウイルスを不活化するという。
【山田一晶】
県内の療養施設で初導入する紫外線照射装
県内の療養施設で初導入する紫外線照射装
入所者が身の回り品を受け取る場所
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