豊川市民病院 看護師6人と患者8人がコロナ陽性

　豊川市は、市民病院の看護師と入院患者各１人が７日に新型コロナウイルス陽性となったことが判明したと発表した。このため、看護師や患者と接触した可能性のある職員53人と患者37人について抗原検査を実施した結果、看護師６人、患者８人が陽性だった。今後１７２０人を対象に、ＰＣＲ検査か抗原検査をするという。市民病院は「院内感染を疑わざるを得ない」としている。
　これを受け、患者のいた病棟の入退院を停止、救急搬送以外の救急外来受診を休止する。一般外来の制限はない。
　今後検査をする１７２０人は、入院患者３７０人、病院スタッフ１３５０人。終了する時期は未定で、今後も陽性の人が増える可能性がある。
　市によると、陽性の看護師６人は20～40代で、５人は何らかの自覚症状があったという。
　市民病院は「患者や職員の体調管理に十分注意し、院内の感染拡大防止に努める」としている。
【山田一晶】