コロナ新規陽性者 県内273人、豊橋は19人

　県は５日、新たに２７３人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。一日の数字としては12月30日の２９４人に次ぐ多さ。大村秀章知事は「年が明け、検体数が多いことはあるだろうが、大変厳しい状況」と述べた。県が実施している酒類を提供する飲食店への営業時間短縮要請の期間延長にも影響する可能性がある。
　２７３人の管轄保健所別内訳は、県管轄が１４４人、名古屋市が93人、豊橋市が19人、岡崎市が６人、豊田市が11人。豊橋市は10代男性１、20代男性３、20代女性５、30代男性１、40代男性１、40代女性２、50代男性４、60代男性１、70代女性１。濃厚接触者か、知人の陽性を知って検査を受けた人が計４人だった。一日あたりの陽性者数として、19人は市内では過去２番目の多さ。また、60代男性は４日に死亡した。市内では10例目。市は、痛風の基礎疾患があったとしている。
　一方、４日に陽性と発表された１５２人の地域別内訳は、名古屋市が71人。東三河は豊橋市の９人のみで、２日連続で他市町村での発表はなかった。
　１５２人の年代別内訳は20代が35人、40代が25人、30代が24人、50代が23人など。
　10月21日から１月４日までの第３波の陽性者の累計は１万１４７５人となった。70歳以上の割合は16・１％。感染経路不明者は43・５％となっている。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・８％。死者は５人増えて２３２人となった。
　４日現在の入院は６５９人、入院調整は22人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２２１人、自宅療養は１４１５人。
【山田一晶】