県が第3波の高齢者施設感染状況まとめ

2021/01/10 00:02(公開)
 県は、高齢者施設での新型コロナウイルス感染状況をまとめた。第3波(昨年10月21日以降)で陽性者が出た施設数、人数とも急増してる。
 それによると、昨年7月14日以降で陽性者が出た施設は359(うち名古屋市224)。陽性者数は1007人(同640人)だった。陽性者のうち、施設の利用者は635人、職員は372人と、利用者の感染率が高い。
 1007人のうち、特別養護老人ホームなど入所・居住系は578人(利用者351人、職員227人)。デイサービスなど通所・短期入所は326人(利用者222人、職員104人)など。施設数ベースでは、入所・居住系は140、通所・短期入所が131、訪問系が66などとなっている。
 施設あたりの感染者数別では、利用者1人が141、職員1人が119。利用者と職員の2~9人が陽性となったのは78、10人以上のクラスター(感染者集団)となったのは21だった。
 月別にみると、7月14~31日は、陽性者が出た施設数は23、陽性者(利用者、職員の合計)は29人だった。第2波の8月はそれぞれ79施設187人と急増。9月は31施設59人、10月は20施設39人となっていたが、第3波の11月は80施設222人、12月は126施設471人と急増している。11月から12月にかけての増加率は、施設数で1・6倍、人数で2・1倍。
 県は「高齢者を守る八つのポイント」を合わせて発表。「感染しない、うつさない」「施設内に持ち込まない」「施設内で拡(ひろ)げない」ための工夫と対策をホームページ上で公開している。
【山田一晶】
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