蒲郡のIT企業が混雑状況確認カメラ開発

　蒲郡市新明町のソフトウエア開発販売「Ｅｎｊｏｙ　Ｓｙｓｔｅｍ（エンジョイ・システム）」が新型コロナウイルス対策として、施設の混雑状況を確認するカメラを開発した。
　コロナ禍で、蒲郡の観光産業などが打撃を受けている。そこで、「３密」を避けて飲食店や公共交通機関を利用できるようにと、混雑状況が分かるＡＩ（人工知能）を搭載したカメラを開発した。ＡＩがカメラに映っているのが人か物かを認識し、データ化する。スマートフォンやパソコンと連動し、リアルタイムで混雑状況を確認できる。たとえば医療機関の待合室にカメラを設置すると、自宅で混雑具合が確認でき、空いた時間に行ける。
　カメラの使いやすさを重視し、ネットにつながる機能を内蔵した。電源をつなぐだけで使える。ＷＩＦＩ設定も不要。また、プライバシーに配慮して映像を表示せず、混雑状況を色や数値で判断するシステムにした。
　設置した施設や企業の閲覧ページから確認できる。カメラは１日に発売した。
　問い合わせ、申し込みは「Ｅｎｊｏｙ　Ｓｙｓｔｅｍ」（電話０５３３・95・３９１７、ＨＰ ｈｔｔｐｓ：／／ｅｎｊｏｙｓｙｓｔｅｍ．ｃｏ．ｊｐ／）へ。
【林大二朗】