コロナ新規陽性者 県内84人、豊橋は10人

　県は９日、新たに84人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。また、新たに１１３床を確保できたとして、県の指標のうち入院患者数と重症者数について、危険レベルを見直し、それぞれ６００人と60人に引き上げるなどの措置を取ったと発表した。
　84人の管轄保健所別内訳は、県管轄が35人、名古屋市が29人、豊橋市が10人、岡崎市が４人、豊田市が６人。豊橋市は20代男性１、20代女性１、40代女性１、50代男性２、80代男性４、80代女性１。５人が濃厚接触者で、家族間感染は４人だった。中等症が１人。また市は、入院中の80代男性が死亡したと発表した。市内での死者は19人となった。
　一方、８日に陽性と発表された43人の地域別内訳は、東三河は豊橋市が38日ぶりにゼロだったほかに、豊川市が60代男性１、60代女性１▽蒲郡市が50代女性１。全員が濃厚接触者だった。
　年代別内訳では、全年代が１桁台となった。70代以上の割合は30・２％だった。
　新しい７日間の平均値で示す県の指標によると、新規陽性者は91・０人（警戒）、入院患者は６３８・３人（危険）、重症者は53・１人（厳重警戒）、新規陽性者のうち高齢者は25・７人（厳重警戒）だった。
　昨年10月21日から２月８日までの陽性者は１万８９７１人となった。70代以上の割合は17・３％。感染経路不明者は42・６％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は11・４％。死者は４人増えて４５４人となった。
　９日現在の入院は５５７人、入院調整は10人、軽症か無症状の人向けの施設入所は１３７人、自宅療養は７９９人。
【山田一晶】