11日から蒲郡ミカンのジュース販売

　ＪＡ蒲郡市は、イオンリテール東海カンパニー（名古屋市）とＪＡあいち経済連と共同し、蒲郡名産のミカンを使ったジュースを、東海エリアの「イオン」「イオンスタイル」の63店舗で11日から限定販売する。年間生産量の約１％にあたる約４００㌧の規格外品が原料で、約１万３０００本を用意した。
　蒲郡のミカン生産量は県内１位。規格外のミカンは、傷があったりサイズが違うもので、通常はゼリーなどの加工品として活用するが、新型コロナウイルス禍で需要が減っていた。
　そこでイオンが規格外品を使ったジュースの製造に乗り出した。蒲郡ミカン本来の甘さと爽やかな酸味が楽しめる。
　蒲郡柑橘組合の内田安彦組合長は「丹精込めて栽培したミカンをジュースとして消費者に届けることができる。産地一同感謝しています」とメッセージを寄せた。
　11日に東海３県と隣接する静岡県、和歌山県新宮市で販売する。
　イオンリテールの広報担当は「生産者の応援になればうれしい」と話した。価格は１本９８０円（税抜き）。
【林大二朗】