賃貸住宅、不動産情報サイトを運営するライフルがまとめた「住みたい街ランキング」(中部圏)の2021年版で、豊橋が駅別の「買って住みたい街」(分譲)と「借りて住みたい街」(賃貸)で9位と2位に入った。特に分譲住宅は上位圏外から急上昇で、駅前で続く再開発計画も一因となったようだ。
同社情報サイト「ライフルホームズ」に昨年掲載した物件から、検索と問い合わせ数をもとに注目度を順位付けした。駅別と行政区別でそれぞれ調査した。
駅別調査で前年は23位だったが、名古屋(前年49位)と岡崎(同44位)の両駅と並び急上昇した。JR東海道線と私鉄などが乗り入れるターミナル駅で、交通至便な立地に住宅開発が盛んなところが注目を集めたようだ。
賃貸は前年から順位を一つ上げた。岐阜や岡崎などと並んで郊外も人気だった。単身者から家族向けまで物件が豊富にそろい、名古屋中心部へのアクセスと生活利便性のバランスの良さが評価ポイントとなった。
駅別の他にも行政区別でも調査し、分譲が10位、賃貸は12位に順位を上げて上位を伺うところまできた。ターミナル駅を生かしたまちづくりの成果が着々と実を結んでいるようだ。
市の調査では、15年近くで駅前の集合住宅は約900戸増えた。現在も複合商業施設を備えた再開発マンションの計画は盛んだ。
中心部に百貨店はなくなったが、すでに稼働している穂の国芸術劇場プラットをはじめ、まちなか図書館などの集客施設が着々と整備中だ。商業施設などを備える複合マンションの集積で、集客の相乗効果への期待感がランキングの急上昇にもつながった。
【加藤広宣】