「城」の魅力を紹介

常滑の県国際展示場で模型展示やシンポなど

　県内をはじめとするさまざまな城の魅力を紹介するイベント「にっぽん城まつり　出張！お城ＥＸＰＯin　愛知」が３月20、21日の両日、常滑市の県国際展示場で開かれる。初めての開催で、城の模型の展示や限定グッズ、地酒の販売のほか、武将隊やご当地キャラクターによるステージ、著名人による講演会など、内容盛りだくさんだ。
　「愛知のお城観光推進協議会」などの主催。東三河の自治体では、著名な城跡などがある豊橋市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町などが加盟している。
　催事会場では「全国の名城出展ブース」と題して東海３県を中心とした全国の城を持つ自治体や観光協会による観光ＰＲコーナーを設置。また「地酒販売コーナー・飲食コーナー」では、各地の地酒の試飲と販売、おつまみ、オリジナル弁当の販売がある。参加する酒造会社は23社（12日現在）。東三河からは豊橋市の「福井酒造」が「四海王」を出品する。
　さらに城郭専門家らによるミニ講座、武将隊やご当地キャラなどによるＰＲステージがあるほか、城のジオラマや模型の展示、「日本百名城」などの写真パネルを展示。グッズ販売コーナーとして、限定グッズ（御城印帳、手ぬぐい、マスク）などを販売する。
　目玉は２日間にわたる講演会とシンポジウムだ。歴史や城の専門家が相次いで登壇する。特に21日は記念シンポジウムとトークショーがある。シンポには、静岡大学名誉教授で戦国時代の研究の第一人者の小和田哲男さん、城郭考古学者の千田嘉博さん、城に造詣が深く、「石垣マニア」として知られる俳優の高橋英樹さんによるパネルディスカッションなどがある。
　イベントは当日１３００円（前売り１０００円）、講演会、シンポジウム、トークショーは別途料金が必要。詳細は「にっぽん城まつり」で検索。
【山田一晶】