湯浅氏講師に奥三河観光協ワーキング会議

2021/02/19 00:00(公開)
長篠城跡を説明する湯浅館長=新城市長篠で
長篠城跡を説明する湯浅館長=新城市長篠で
 新城市と北設楽郡3町村などでつくる奥三河観光協議会のワーキング会議が18日、同市長篠であった。市設楽原歴史資料館の湯浅大司館長が講師を務め、地元で長篠設楽原の戦いがあった史実を生かし、戦国時代の遺構がある奥三河の地域振興が求められることを観光担当者に説いた。
 2023年のNHK大河ドラマが徳川家康の「どうする家康」に決まり、25年には長篠設楽原合戦(1575年)から450年の節目を迎えることから企画した。新城市、設楽町、東栄町、豊根村、県新城設楽振興事務所の観光担当職員20人が参加した。
 湯浅館長は「大学の先生に長篠設楽原の戦いについて聞いたところ、『武田軍が織田徳川連合軍に負けた戦い』の一言だけでした。そこに鉄砲が用いられたこと、鳥居強右衛門の話など枝葉の部分を関連付けて地域振興にどう生かしていくのか職員として考えさせられた」と語った。
 市内の長篠城や古宮城が歴史的に認められたり、「御城印」を求める人たちがいたりすること、北設楽郡にも戦国時代の城跡が残っていることも紹介。そして長篠という立地条件は、西進しようとした武田家と三河の徳川家康と戦ったという場所で「交通の要衝でもあったのでは」と話した。そして「今後、合戦にまつわる節目の年を迎える。奥三河で協力して盛り立てていきたい」と連携を呼びかけた。
【安藤聡】
説明に聞き入る参加者
説明に聞き入る参加者
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