コロナ新規陽性者 県内51人、豊橋は11日ぶりゼロ

　県は19日、新たに51人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した（再感染１人含む）。厚生労働省で18日にあった専門家会合では、陽性となる人の減少傾向は続いているものの、減少のスピードが鈍化しているという指摘があった。今後のワクチン接種に向けて医療機関の負担を減らすためにも対策の徹底が必要としている。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が28人、名古屋市が20人、豊橋市はゼロ、岡崎市１人、豊田市２人。豊橋市の陽性報告がないのは今月８日以来、11日ぶり。同市は19日、入院中の１人が死亡したと発表した。年齢性別などは非公表。死者は市内で22人目。
　一方、18日に陽性と発表された51人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の１人のほかに、豊川市が10代男性１、50代男性１▽新城市が40代女性１。１人が濃厚接触者だった。
　年代別内訳は、70代が10人のほかは１桁台。70代以上の割合は35・２％だった。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は60・９人（警戒）、入院患者は４８３・０人（厳重警戒）、入院患者のうちの重症者は35・１人。新規陽性者のうちの高齢者は20・９人となり、ステージが警戒に下がった。
　昨年10月21日から２月18日までの陽性者は１万９６７５人となった。70代以上の割合は17・８％。感染経路不明者は42・４％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は11・６％。死者は６人増えて４９８人となった。
　18日現在の入院は４１６人、入院調整は９人、軽症か無症状の人向けの施設入所は94人、自宅療養は４５３人。
【山田一晶】