カフェ5周年記念の親子版画展

2021/03/02 00:00(公開)
記念展を開いた鈴木さん、杉浦さん親子(後列)と野本さん=グラデュアルで
記念展を開いた鈴木さん、杉浦さん親子(後列)と野本さん=グラデュアルで
 豊川市蔵子2のカフェ&ギャラリー「カフェ グラデュアル」で、「版画を中心とした三人展 希望をスル」が開かれている。絵画造形教室「アートスクールクレヨン」を主宰する豊橋市の鈴木敬三さん、講師で妻のすぎうらよしこさん、同じく次女の杉浦朋さんの親子3人展。カフェ5周年の記念企画展でもある。6日まで。
 店は2016年オープン。野本雅代オーナーが夫の実家に建つ蔵を改装。作家でもある野本さんが、「アートの発信も」とギャラリーも備えた。店のこけら落としには鈴木さんら3人の親子展を開いており、「5周年もぜひ3人で」と2年前から展示を依頼していた。
 日本画、アクリル、版画と作風が異なる3人だが、今回は「版画」をメーンに。新型コロナウイルスの影響が激しさを増す中、展示テーマを「平和を希望する」思いと「版画を刷る」をかけ「希望をスル」に決めた。
 鈴木さんが20点、すぎうらさん7点、朋さん8点のほか、テーマ作品各1点と合同作品1点を並べた。鈴木さんは地元初披露の力強い木版画など、すぎうらさんは食を描いたドライポイントなど、朋さんは「衣」を題材にエンボス作品や異なる技法を合わせたポップな版画を披露した。合同作品などはカフェらしくカップがモチーフ。見応えある作品ばかりで遊園地のような楽しさ広がる内容となった。
 「同じ版画でも三者三様。版画の可能性を伝えるきっかけになればうれしい」と3人。「作家さんのお陰で5年間歩んでこられた。今後も作品の魅力をご紹介していけたら」と野本さんは話す。
【田中博子】
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