豊川・ハートの園で春の花咲き誇る

　豊川市麻生田町にある、花々で彩られた「ハートの園」では今、チューリップ、スイセン、レンゲ、芝桜、スミレなど春の花が見頃を迎えている。さらに花びらがくっきりと２色に分かれている「変わり種のチューリップ」が咲き、来園者の話題になっている。
　令和のスタートにあわせて２０１９年５月１日にオープン。同市一宮町に住む滝本久子さん（78）が、憩いの場になればと、小学校の同級生らとともに耕作放棄地を整備した。広さは約３０００平方㍍ある。
　変わり種のチューリップは、何枚かある花びらの１枚が、赤と黄色の２色に真ん中でくっきりと分かれている。滝本さんによると、28日に咲いているのを確認した。
　豊橋みどりの協会によれば、チューリップは変異しやすく、このような現象がたまに起こるという。滝本さんは「３００本植えましたが、２色に分かれた花は１本だけ。発見したときはとても驚きました。春の花と一緒に、ぜひ見にきてください」と話す。入園無料。場所は賀茂橋から西へ約３００㍍の畑の中。問い合わせは滝本さん（０９０・７６７３・９６６９）へ。
【竹下貴信】