新規コロナ陽性者 県内188人、豊橋は3人

　県は７日、新型コロナウイルスの陽性者が新たに１８８人確認された、と発表した。内訳は県所管６１人、名古屋市１０３人、豊橋市３人、岡崎市５人、一宮市２人、豊田市１４人。
　大村秀章知事は「１月２８日の２４４人に次ぐ高い陽性者数。あきらかにリバウンドが起きていると言わざるを得ない、厳しい状況」と述べ、改めて感染防止を呼び掛けた。
　豊橋市の発表した３人の内訳は20代男性１人、30代女性１人、60代男性１人。このうち２人は感染経路不明で、１人はクラスター（感染者集団）が発生している市内医療機関（積善会　積善病院）によるもの。ほかに入院療養していた１人の死亡が確認された。
　同院で３月22日から７日までに感染が確認されたのは計72人。内訳は職員18人、入院患者54人となった。
　６日の新規陽性者数は１１２人（県所管６０人、名古屋市３６人、豊橋市５人、岡崎市５人、一宮市６人、豊田市０人）で、指標となる過去７日間に平均は新規陽性者数１０２・３人、入院患者数２６１・１人、陽性率２・６％、重傷者９・１人、新規陽性者のうちの高齢者数１０・６人となった。

変異株１２例確認、県内１４８例に

　県は７日、県内で発生した新型コロナウイルス感染症の患者について、変異株ＰＣＲ検査を実施した結果、Ｎ５０１Ｙの変異がある変異株の陽性例が新たに１２例確認された、と発表した。
　現在、国立感染症研究所でゲノム解析しており、結果は改めて発表する。
　これで県内の変異株は１４８例となった。
　「Ｎ５０１Ｙの変異がある変異株」は、英国、南アフリカ、ブラジル、フィリピンで確認された従来よりも感染性が増していることが懸念されている変異株。
【田中博子・後藤康之】