コロナ新規陽性者 県内216人、豊橋は3人

　県は１４日、新型コロナウイルスの新規陽性者数が２１６人であったと発表した。内訳は県所管８３人、名古屋市８５人、豊橋市３人、岡崎市１０人、一宮市７人、豊田市２８人。
　豊橋市が14日発表した３人の内訳は10代女性１人、20代女性１人、５０代男性１人。10代女性は知人から感染、他２人は感染経路不明。また、入院療養していた90歳以上女性の死亡が確認された。
豊田市のクラスターによる感染者が３日連続で２０人を超えたのが大きく影響しており、新規陽性者数が２００人を超えたのは１月２８日の２２４人以来、７６日ぶり。
　大村秀章知事は「（県民に）感染防止対策の徹底を引き続き、お願いするとともに、国のまん延防止重点措置の適用を要請せざるを得ない状況になった」と述べ、すでに国にその意向を伝え、協議を進めていることを改めて明らかにした。
　政府は、首都圏の埼玉、神奈川、千葉３県と愛知県の計４県に「まん延防止重点措置」の適用を検討しており、現場の判断を優先して専門家会議に諮る意向。県もそれに合わせて正式に適用を要請。まん延防止重点措置の内容や期間など具体的な協議する。
（後藤康之）