20日に緊急事態宣言解除でまん延防止要請へ

　県は14日、46人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。一日の数値が50人を下回るのは４月５日の45人以来、70日ぶり。大村秀章知事はこの日の記者会見で、緊急事態宣言を期限の20日で解除し、21日からは「まん延防止等重点措置」とするよう、政府に求める考えを明らかにした。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が８人、名古屋市が24人、豊橋市が２人、岡崎市が６人、一宮市と豊田市が各３人。
　一方、12～13日に陽性と発表された計２２５人の地域別内訳は、東三河は豊橋市が計29人（10歳未満男児１、10歳未満女児２、10代男女各２、20代男性４、20代女性１、30代男性５、30代女性２、40代男性５、40代女性２、60代女性１、70代男性２）▽豊川市が計14人（10歳未満男児１、10代男女各２、20代女性２、30代男性２、40代男女各２、50代男性１）▽蒲郡市が２人（20代男性１、30代男性１）▽田原市が80代男性１人－だった。
　東三河の２日間の陽性者計46人のうち、感染経路不明者は11人。
　７日間の平均値で示す県の指標によると、新規陽性者は１５０・４人、陽性率は５・７％、入院患者は８２５・４人、入院患者のうち重症者は81・１人、新規陽性者のうちの高齢者は18・１人。新規陽性者と高齢者は「警戒」領域まで下がった。入院患者と重症者は依然として「危険」領域にある。
　13日現在の確保病床入院は７５３、入院調整は１人、施設入所は２４０人、自宅療養は１５０７人。
【山田一晶】