コロナワクチン集団接種会場 マリエール豊橋の活用検討

2021/06/16 00:01(公開)
県の大規模接種会場として検討されている「マリエール豊橋」=中浜町で
県の大規模接種会場として検討されている「マリエール豊橋」=中浜町で
 県は、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場として、新たにマリエール豊橋(豊橋市中浜町、6月末閉店)の活用を検討していることが関係者への取材で判明した。運営会社の平安閣(一宮市)によると、解体工事と並行して、複数ある建物から空き施設を提供することが想定されている。
 平安閣経営管理室によると、今月11日までに県から施設提供を打診された。利用時期など詳細などは未定だという。
 現在の建物は平安閣が所有し、閉店後は解体して地権者に引き渡す契約だ。地権者や資産管理会社によると、跡地は商業施設とする方針で借り手も決まっている。
 敷地内には主に教会が入る大聖堂のほか、披露宴用のバンケットホールの複数の建物がある。駐車場もあり、人を大勢集める環境は整ってる。建物は順次解体する工程を考慮し、平安閣では空いた施設を接種会場として提供することが可能と考えている。
 一方、跡地引き渡しの期限を考慮し、平安閣では「提供は8月いっぱいが限度」と説明する。
 地権者は「次の跡地利用の交渉を進めている途中なので、地権者が口を挟む余地はない」としているが「大規模接種を進めることには可能な限り協力したい」との意向を示した。  
 県は、5月24日に名古屋空港ターミナルビル(豊山町)と藤田医科大学(豊明市)を大規模集団接種会場として開設。さらに愛知医科大学メディカルセンター(岡崎市)、藤田医科大岡崎医療センター(同)、安城更生病院(安城市)と、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市東区)の4カ所を大規模接種会場に指定、東三河でも豊橋市に会場設営が急がれていた。
【加藤広宣】
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