田原でメロン狩りの季節到来

　田原市でマスクメロン狩りのシーズンを迎えた。６月から９月にかけて市内業者が「メロン狩り１玉＋30分間メロン食べ放題」などのプランを提供。メロンの甘い香りとみずみずしくジューシーな果肉の味わいを目当てに、市外から多くの観光客が訪れている。同市池尻町の「マルカ農園」を25日、取材した。
　この日、観光バスでマルカ農園を訪れたメロン狩りの参加者は、提携農家の温室に移動。収穫したメロンを入れる箱とはさみを手に、２㍍ほどの高さまでメロンのツタが伸びる畝の合間に分け入った。少しでも大きく、きれいな網目ができている実を探した。箱が膨らんでしまうほどの大きさのものもあった。農園スタッフから「メロンのお尻の辺りを指で押して弾力を感じたら食べ頃」と追熟の目安を聞き、メモを取る参加者もいた。
　メロン狩り後はマルカ農園でマスクメロン半玉が振る舞われ、参加者は濃厚な香りを堪能しながら、溢れそうなほどの果汁を甘い果肉と一緒に頬張った。「こんなぜいたくはなかなかできない」と笑顔で話す女性もいた。食べ終わった後は、贈答用に追加でメロンを買い求める人もいた。
　同社は「渥美半島で育ったメロンをあなたの手で収穫してみませんか。時期によって料金が変わるため、まずは電話で確認を」とコメントしている。詳細問い合わせは「マルカ農園観光部」（０５３１・45・３１６７）まで。
【岸侑輝】