聴覚障害と防災の知識深める 豊橋で親子教室

2021/07/18 00:02(公開)
手話を学ぶ親子ら=さくらピアで
手話を学ぶ親子ら=さくらピアで
 豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で17日、「2021さくらピア親子防災教室」が開かれた。小学1年~中学1年の子どもと保護者計8家族18人が参加、障害と防災の知識を深めた。
 毎年、夏休みの時期に合わせ、親子で障害者理解を深めるとともに防災を考える機会として開く催し。これまで防災頭巾や新聞紙で作るスリッパ、ペットボトルのランタン作り、障害者スポーツ「ボッチャ」の体験、視覚や聴覚の障害、車いす、発達障害についての学習など、年ごとにテーマを決めて学んできた。
 今年は聴覚障害を学ぶ講座を実施。市聴覚障害者協会の福山平子さんから障害に関する話を聞いた後、5班に分かれて簡単な手話を勉強した。自分の名前や住所の表し方、簡単なあいさつに加え、「地震」「逃げる」「ガス」「助けて」といった防災に関する単語、今知っておきたい単語として「コロナ」「マスク」「検温」などの手話の習得にも挑戦した。
 昨年に続いて参加した星川悠理さん(牛川小5年)と母親の由紀乃さんは「友人に誘われ参加した。あいさつなど似ている言葉の手話の使い分けが難しかった。機会があったらもっと学び、聞こえない人たちにあいさつできるようになりたい」などと話していた。
 手話の勉強後は、指文字の勉強や指文字のスタンプを使った缶バッジ作りを体験した。
【田中博子】
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