「鉄砲サミット長篠・設楽原大会」が11月30日、新城市で開かれた。再現馬防柵前では国内3団体が火縄銃演武を披露した。
新城市教育委員会の主催。長篠・設楽原の戦いから450年の節目を迎えたことから企画した。合戦は火縄銃が用いられたことで有名なため、国内で鉄砲の歴史などを研究する「日本銃砲史学会」の例会場として誘致した。
演武に参加したのは市内の「長篠・設楽原鉄砲隊」、静岡県富士市の「駿府古式炮術研究会」、滋賀県長浜市の「国友鉄炮研究会」の3団体。
駿府は立ちや片膝など8通りの射撃姿勢を披露した。国友は火縄銃の出来栄えを確認するために復元した作法に沿って撃った。
また長篠合戦の際に採用されたと伝わる「三段撃ち」では、長篠・設楽原を含めた3団体計27人が3列に並ぶ撃ち方などを実演した。
続いて市設楽原歴史資料館で日本銃砲史学会例会が開かれ、学会理事で火縄銃研究家の峯田元治さんが「江戸の銃砲」を演題に講演。演武3団体が活動を報告した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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