渥美半島観光ビューローが安全運転講習とツアー

2021/07/29 00:00(公開)
田原署でみんなで記念撮影
田原署でみんなで記念撮影
 現役白バイ隊員を講師に迎え、プチライディングスクールを兼ねた「観光ビューローバイク女子」が案内する渥美半島観光ツアーが25日の日曜にあった。田原警察署と豊川警察署、ユタカ自動車学校の全面協力。オートバイにはまたがったこともない記者が参加、その魅力の一端に触れた。
 渥美半島はサイクリストやバイクツーリングの人が訪れる人気のスポットだ。しかし、慣れない道や普段運転する機会の少ない人は、事故に巻き込まれる危険がある。
 観光ビューローは、警察官による安全運転講習を受けた後、渥美半島を観光するイベントを企画した。当日は、バイク愛好家5人と観光案内人としてビューローのバイク女子、岡田美奈さんが参加した。
 梅雨明け後の強烈な日差しの下、ユタカ自動車学校のバイクコースを借りて、自動車学校の校長、講師の見守る中、約1時間にわたって現役白バイ隊員の熱心な指導を受けた。
 そしていよいよ、渥美半島伊良湖岬に向けて出発。白バイ隊はツアー参加者の運転を見守りながら途中、田原市街地まで同行した。参加者は「白バイ隊員から教わるなんて貴重な体験だ」と話した。
 白バイ隊に別れを告げて、参加者だけの渥美半島の観光ツアーが始まり、伊良湖でとれた地魚を使ったランチ、伊良湖ビューホテルの展望台から青く透き通る太平洋の海を眺めた。ランチは観光客には見つけにくい集落の中にあったが、とてもおいしかった。
 ランチ後は、長袖に着替えバイク歴10年以上のライダーの後部座席にまたがり出発した。人生で初めての体験だ。自動車学校でスクーターと呼ばれる原付バイクを運転したのが最後だ。手が離れないように運転手をしっかりとつかみ、ビューホテルの下り坂を降りた。ジェットコースターに乗っているような気分。次第にそよ風が気持ちよく感じるようになり、怖さが薄れていった。
 気が付くと西ノ浜海岸に5基並ぶ「エグザイル風車」と呼ばれる場所に到着し、体験乗車は終了。夢のような時間だった。参加者はスマートフォンを手に風車とバイクを撮影していた。
 ツーリング部隊は、畑の中をまっすぐ伸びる道路を爽快に走り、途中で渥美半島メロンを食べて休憩。そして白バイ隊が待つ田原警察署を目指してバイクを走らせた。到着時は白バイ隊、田原警察署のマスコットキャラクターの「サーファー コノハけいぶ」や署員の出迎えを受け、記念撮影。両署の交通安全の取り組みを聞いて終了した。
 参加した女性(55)は「白バイ隊の教えが分かりやすかった。渥美半島は景色も良いし、おいしい食べものばかり。このような企画は、女性ライダーにも参加しやすく、とても充実した1日でした」と話した。
【林大二朗】
白バイ隊員に運転を教わる
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伊良湖ビューホテルから眺める太平洋
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