豊川海軍工廠平和公園に「平和の折り鶴」

2021/08/07 00:03(公開)
平和を祈る折り鶴と米国から贈られた千羽鶴(後方)=豊川市平和交流館で
平和を祈る折り鶴と米国から贈られた千羽鶴(後方)=豊川市平和交流館で
 7日で豊川海軍工廠(こうしょう)への空襲から76年になるのを前に、跡地にある豊川海軍工廠平和公園で6日、平和を祈る折り鶴の展示が始まった。姉妹都市の米国キュパティーノ市から届いた千羽鶴も一緒に、計3700羽の折り鶴が戦没者を悼む。
 市内の小学6年生児童をはじめ、来園者やボランティアガイドが作った色とりどりの折り鶴が並べられ、その数は1945(昭和20)年8月7日の米軍の空襲で犠牲となった人数に合わせて2700羽。今週末は悪天候が予想されることから、平和交流館内で展示されている。
 今回は、2年前の8月2日に米国キュパティーノ市から贈られた1000羽の折り鶴も一緒に展示している。市国際交流協会のキュパティーノ部会(今泉徳好部会長)は同日、感謝の気持ちを込めて米国に贈るビデオレターを作成した。千羽鶴を前に、部会員や職員ら20人がカメラに向かってメッセージを発した。
 参加した近藤凪(なぎ)さん(11)は「国を超えて、たくさんの人が平和を願っているんだなと感じた。人と人の絆を感じることができた」と話す。展示は8日までで、午前10時~午後4時。7日はミニ行灯の展示や戦争と平和に関した絵本の読み聞かせ(午前11時と午後1時半)もある。
(由本裕貴)
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