豊橋で中桐さん、二宮金次郎の生き方伝える講演

2021/11/01 00:00(公開)
金次郎の教えを説く中桐さん=いずれも豊橋市民文化会館で
金次郎の教えを説く中桐さん=いずれも豊橋市民文化会館で
 二宮金次郎(1787~1856年)の7代目子孫にあたる中桐万里子さんから金次郎の生き方を学ぶ「中桐万里子講演会」が10月31日、豊橋市民文化会館で開かれた。愛知報徳会主催、東愛知新聞社など後援。
 中桐さんは1974年生まれ。5代目の祖母から金次郎の話を聞いて育った。現在、子育て支援機関の代表。講演は昨年6月から新型コロナ禍で延期していた。
 「二宮金次郎の生き方に学ぶ いま わたしたちに 大切なこと」をテーマに、600以上の農村復興に尽力した金次郎について紹介。一歩前に踏み出す金次郎像の「足」を「どんな時もくじけず、あきらめず、小さな一歩を忘れないことが大事」と説明した。
 金次郎が取り組んだ復興や挫折のエピソードを織り交ぜ「相手を『知ること』『つながること』から始める」として、人間関係の大切な点を挙げたほか「人、もの、出来事など、普通は上辺だけ見て考えるが、必ずそれらにはドラマ、プロセスがあることに気付くことが重要」などと説いた。理想のリーダー像や相手に対する敬意、自分の目標に対する考え方についても述べ、約350人の来場者が聴き入った。
 講演前にフルート奏者の鈴木健二郎さんによる演奏が披露されたほか、会場では地元日本画教室「青羅」有志による金次郎像を描いた5作品の展示もあった。
【田中博子】
青羅有志による金次郎の絵
青羅有志による金次郎の絵
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