明海リサイクルセンターが金属高度選別ライン稼働

2021/11/13 00:00(公開)
ダスト破砕選別設備(提供)
ダスト破砕選別設備(提供)
 トピー工業(本社・東京都品川区)のグループ子会社「明海リサイクルセンター」(ARC、豊橋市明海町)は、シュレッダーダストから金属を高精度に分別できる「金属高度選別ライン」を稼働させた。残った廃棄物の燃料利用時は二酸化炭素(CO2)の排出も抑えられる。
 廃棄物リサイクル過程で従来は廃棄物を破砕して鉄や非鉄、シュレッダーダストとして分別リサクルしていた。今回はさらに2次破砕用の「ダスト破砕選別装置」を新設した。ダストとスクラップの各選別装置など約10億円を投じた。
 より細かく砕き、効率よく金属を回収できるようになった。シュレッダーダストから回収する金属は92%から99%超に高まった。社外向けの非鉄金属の販売量は月約70㌧増える。また、極限まで金属を除いた廃棄物の燃料再利用でCO2排出抑制につながる。
 式典でトピー工業の田中克芳執行役員は「環境や社会と共生する企業経営を目指すグループ方針にも合致する。品質と回収効率を高めたい」と述べた。
【加藤広宣】
稼働ボタンを押すトピー工業の田中執行役員㊧とARCの鎌形和男社長=明海リサイクルセンターで(提供)
稼働ボタンを押すトピー工業の田中執行役員㊧とARCの鎌形和男社長=明海リサイクルセンターで(提供)
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