クスノキ使い蒸留体験

2021/11/22 00:00(公開)
クスノキの枝葉を切る参加者=のんほいパークで
クスノキの枝葉を切る参加者=のんほいパークで
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で21日、クスノキを使った蒸留体験会があった。新城市能登瀬の体験型蒸留施設「奥三河蒸留所」と植物園の指定管理者、豊橋みどりの協会の共同企画。参加者は園内で採れたクスノキの枝葉からエッセンシャルオイル(精油)を作り出す工程を学んだ。
 身近な樹木でアロマスプレーを作る企画。クスノキは1973年に市民アンケートを経て「豊橋市の木」となっている。
 参加者は枝と葉を切り分けて蒸留装置に入れた。約1時間後に精油と芳香蒸留水(フローラルウオーター)に分離されたのを確認した。
 みどりの協会職員の河辺誠さんは「クスノキは本州の関東以西の太平洋岸に分布している。生命力があり、古来から縁起の良い樹木として植えられる」と紹介した。蒸留所の阿部晃社長は「クスノキはカンフル(ショウノウ)の成分が含まれている。豊橋の新たな特産物になるのでは」と提案した。「体と心に効く香り。身近な植物を使って家庭でも体験してほしい」と述べた。
【安藤聡】
蒸留されたエッセンシャル
蒸留されたエッセンシャル
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