豊川の「わすぽ一宮」に文科大臣表彰

　豊川市の総合型地域スポーツクラブ「わすぽ一宮」が、今年度の生涯スポーツ優良団体として文部科学大臣表彰を受けた。10日、竹本幸夫市長に報告した。
　２０１３年４月に一宮地区で設立。会員制で現在約１３０人が所属する。バドミントン、サッカー、ソフトテニス、ネオホッケーの教室を、小学生以上を対象に開く。スポーツを通じた地域の輪を育んでいることが評価された。
　荻野宏子会長は「受賞の重みを感じます。体の続く限り活動を続けます」と述べた。副会長の小林明さん、運営委員の渡辺嘉昭さんも同席し、ボールの代わりに軟らかい円盤ディスクを投げる「ドッジビー」が子どもたちの人気を集めていることを紹介した。
　竹本市長は「住民の健康と長寿のため今後も力を尽くしてください」と述べた。
　総合型地域スポーツクラブは00年に当時の文部省が打ち出した「スポーツ振興基本計画」を受け、住民が地域の学校体育施設や公共スポーツ施設を活用しながら各種生涯スポーツを運営していく場として設立が進む。
　市内では03年設立の「音羽スポーツクラブ」が表彰を受けている。ほかに16年設立の「こざかいスポーツクラブ」がある。
【安藤聡】