【蒲郡市竹島水族館】沖縄に漂着した軽石を展示

2021/12/28 00:00(公開)
来館者に説明する小林館長㊨=竹島水族館で

 蒲郡市竹島町の竹島水族館は、海底火山の噴火で各地に漂着したことで話題となった軽石の展示を始めた。1月下旬頃まで。


 今年8月、小笠原諸島付近の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で、大量の軽石が生じた。海流に乗って沖縄全域で大量の軽石が漂着し、漁業などに影響が出ている。近隣では三重県沖で大量に見つかっており、同県が対策本部を設置した。


 水族館の小林龍二館長と、沖縄の海水魚の情報提供を受ける現地の漁師とのやり取りで軽石が話題となった。多くの人に興味を持ってほしいと考え、漁師に依頼したところサンプルとして約4㌔の軽石が届いた。


 軽石が浮く水槽とそうでないもの2種類用意した。海底への光の届き具合を比較して、海や魚に対しての影響を観察する。来館者に分かりやすくするため、紹介パネルの設置や実際に軽石を手で触れることができるよう工夫した。


 また、軽石と合格祈願や交通安全、商売繁盛を掛け合わせた「うかる石」と「助かる石」「もうかる石」を作り1個200円で販売している。


 小林館長は「軽石の有る無しで海に入る光の量が違う。見比べてほしい」と話した。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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