第3次豊橋市産業戦略プランまとめ

2021/12/31 00:00(公開)
次期産業戦略プランでは先端技術を生かした「アグリテック」支援も拡充する
 豊橋市は、2022年度から4年間の産業振興の指針「第3次豊橋市産業戦略プラン」をまとめた。第6次総合計画「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に連動した実践計画に位置付ける。次回は人材育成や確保の「人づくり」と基幹産業の農業を生かした「アグリビジネス」を重点戦略に挙げた。

 基本理念「地域に価値を生む仕事づくり」の元に①人材力強化と事業承継②新ビジネス創出と経営革新③産業の魅力発信と誘致・誘客―を基本方針に据えた。市議会環境経済委員会で概要案を説明した。
 人材力強化を図る「人づくり」戦略では、新規就農者数を5年間で200人とするほか、支援策によって地元企業に就職する若者を昨年度の約660人から1000人に増やすなどの目標を掲げた。
 具体的には農業では、法人化による労働環境の改善支援▽首都圏からの移住者を採用した事業者への支援▽地元企業へ就職した若者への奨学金返還に対する支援―などを挙げた。育成面では、設置を目指す「産業技能研修センター」(仮称)で、テクノロジーの進化やグローバル化に対応可能な人材養成を図る。
 イノベーション戦略では10月設立の「東三河スタートアップ推進協議会」を通じた新規起業創出目標を15件とした。新ビジネスに関わる人材や研究開発支援の実績も増やして後押しする。
 市の強み「食と農」を生かしたアグリビジネスの推進策では、新技術開発のための実証実験を支援したり、高度な環境制御技術を生かす次世代施設園芸を普及させる。こうした「アグリテック」分野の開発支援の目標を12件とした。施設園芸ではすでに進む先端技術を生かした取り組みへの支援も手厚くする。
 プランは1月頃にパブリックコメントで公表した上で年度内に作成する見通し。
【加藤広宣】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 蒲郡信用金庫 光生会 藤城建設 住まいLOVE不動産 虹の森 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国