豊橋美博で東三河新春書展開幕

2022/01/06 00:00(公開)
書の魅力をさまざまな角度から堪能できる新春書展=豊橋市美術博物館で
書の魅力をさまざまな角度から堪能できる新春書展=豊橋市美術博物館で
 第3回東三河新春書展(東三河新春書展運営委員会主催、豊橋市教育委員会共催、東愛知新聞社など後援)が5日、豊橋市美術博物館で開幕した。東三河を代表する書道家90人が力作を出品している。9日まで。
 鈴木瑞象さんの「慶雲」は文字のバランス、余白の使い方がうまく、手本のような作品。権田穂園さんの「春照青山籠雪花」は、文字からほとばしるパワーを感じる。林田虎峰さんの篆刻(てんこく)は、今年のえとにちなみ七つのトラの印を押した。
 このほか、鈴木愛さんの「飛」はデザイン的で、きんと雲をイメージしており、優雅に飛び回る姿を思い浮かべられる。あえて読みやすい文字を書いた鈴木美沙さんの「草枕」は、夏目漱石の名作の一節を書き、書家の字のうまさが誰でも分かる。
 今回は若い世代の発表の場として高校生37人も出品した。ベテランの味わい深さと、高校生のフレッシュな雰囲気の違いも楽しめる。
 来場者たちは「素晴らしい文字が並び、エネルギーをいただいた。作品一つひとつの個性の違いも素晴らしい」と話していた。
【竹下貴信】
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