子どもたちに花贈りの習慣を広めよう

　豊橋市、田原市、豊川市が子どもたちに花贈りの習慣を広めようと「Ｋｉｄｓ－Ｂｕｙ　Ｓｈｏｐ（キッズバイショップ）」に取り組んでいる。17日、豊川市大堀町の花店「Ｆｌｏｗｅｒ＆Ｈｅａｒｔ　花幸」で、市内の中学２年、横川桜子さん（14）が父へのプレゼントづくりに挑戦した。
　キッズバイショップの協力店は豊橋市が13、田原市と豊川市が各７店。「お花屋さんマップ」に載っている。①見るだけでもＯＫ②値段もしっかり表示③１本からでも買える④ブーケ作り体験に協力してくれる－が条件になっている。
　協力店になっている花幸は、情操教育「花育」を進めており、地元の市立豊小学校に２０１６年から毎週火曜に花を届け続けている。子どもたちが自転車に乗ってプレゼント用の花を買いに来るほど、花贈りの習慣が根付きつつある。
　横川さんは、花幸でフワラーアレンジメントを体験したこともある。今回は、忙しいのにいろいろなことを教えてくれる父（49）にバレンタインデーにちなんだブーケを贈ろうと、作り方を指導してもらうことになった。
　店の河原奈津子さん（46）が手ほどきした。ガーベラやカーネーション、バラなどを束ね、形を整える。包装やリボンにもこだわりながら、40分ほどで仕上げた。「リボンづくりが難しかった」と横川さん。
　河原さんは「花はやがて枯れるが、花の世話が子どもの心を育てる。花贈りが広まってほしい」と話した。
　問い合わせは花幸（０５３３・85・１０１５）へ。
【山田一晶】