政府へ東海3県「まん延防止」要請

県は18日午前、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請した。県の指標では病床使用率が重症者数も低いレベルにとどまっているが、陽性者の急増を懸念する岐阜県と三重県に足並みをそろえた。
　適用によって、飲食店に対する営業時間の短縮要請は、感染対策の認証を受けた店では午後９時まで、認証を受けていない店では午後８時までとなる。酒類の提供は認証店のみ可能。対象区域は、第６波で陽性者が出ていない設楽町、東栄町、豊根村以外の全てとなる。
　17日にあったオンラインでの東海３県知事会議を受け、岐阜県と三重県は同日中に適用を要請した。政府は、１都12県を対象に適用させる想定で調整を進めている。期間は21日から２月13日。また、大阪府なども病床使用率が上昇を続けていることから、近く適用を要請するとみられる。
　県内が、まん延防止等重点措置の適用対象となるのは昨年８月以来。その後、緊急事態宣言に移行した。
（後藤康之）