新城有教館高の生活創造系列初の卒業発表

　県立新城有教館高校の生活創造系列３年生による第１回卒業発表会が19日開かれた。２０１９年４月の開学以来、初めての発表会。11人がファッションショーを、15人が食事会を開いた。
　旧新城、新城東高校を統合して開学した。新城高生活創造科として21年まで続けてきた発表会は、総合学科専門系生活創造系列として引き継いだ。
　ファッションショーは衣生活コース生徒が２点ずつ出品。３年間で学んだ技術で作った浴衣や、複数の生地を重ね合わせて自らデザインしたドレスを着て親や教諭の前を歩いた。
　夏目遥さんは「３年間で身に付けた技術を披露できた。１、２年生もしっかり学んでほしい」とあいさつした。
　植村千春教諭は「新型コロナ禍で休校があった学年。コツコツと学んで発表できるまで成長してうれしい」と喜んだ。
　一方、食生活コース生徒は「八名丸里芋のみそ田楽」や「彩りキャベツの花シューマイ」など10品を調理して松花堂弁当とし、招待した保護者や教諭に振る舞った。
【安藤聡】