29日から書家の浜野さんが南米向けオンライン講演会

2022/01/28 00:00(公開)
書のワークショップをする浜野さん=エクアドルの日本大使公邸で(提供)
書のワークショップをする浜野さん=エクアドルの日本大使公邸で(提供)
 書道家の浜野龍峰さん(豊橋市北山町)が、南米に向けてオンラインで「書のこころ」をテーマにした講演会(全5回)を29日~2月12日に開く。文字は筆や鉛筆で書く時代から、スマートフォンなどをタップして打つ時代になりつつあるが、書くことの大切さを伝える。
 浜野さんは2014年から定期的に南米を訪れ、日系人らに書のワークショップを開催。さらにアルゼンチンの美術の殿堂「パレ・デ・グラス」、死ぬまでに一度は行きたいと言われるメキシコの「バスコンセロス図書館」などで展示会を開いた。これら活動を通して、日本文化を伝える書道家として現地で知られるようになった。
 今回のオンライン講演会は、アルゼンチン、ペルー、ドミニカ、コロンビアなど南米9カ国の在日本大使館や領事館が企画。新型コロナウイルス禍の中、オンラインで書の魅力を伝えてほしいと浜野さんに依頼した。
 書の世界には、筆、墨、紙、硯(すずり)の四つの道具をさす「文房四宝」の言葉がある。講演ではこれら道具の特徴や役割、形などを伝える。さらに書体、書を鑑賞するポイントなどを話す。
 浜野さんは「デジタルの時代になっても人間は生身で、自らの手で文字を書くことは大切。書の世界を解説する中で、手書きの文字の良さや意義を訴えたい」と話す。
 講演は29日、2月2、5、9、12日。いずれも日本時間で午前8時~9時半。南米向けだが日本人でも受講できる。希望者は浜野さんのフェイスブックから申し込む。
【竹下貴信】
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