簡易段ボールベッド製作 豊橋の吉田商会

2022/02/25 00:02(公開)
試作した段ボールベッドの寝心地を確認する吉田会長=豊橋市の本社工場で(提供)
試作した段ボールベッドの寝心地を確認する吉田会長=豊橋市の本社工場で(提供)
 豊橋市下地町で自動車解体やリサイクルパーツ販売など手掛ける「吉田商会」は在庫段ボール大小10箱を組み合わせ、簡易段ボールベッドを製作した。現在、約50人分のベッドが作れる在庫があり、提案者の吉田廣喜会長は「軽トラックで提供し、回収もする。すぐに届けられるので企業や自治会などの防災訓練で活用してほしい」と呼びかける。
 吉田会長は災害について知識を持ち、防災活動の技術を習得した市の「防災リーダー」。同社が豊橋市のSDGs推進パートナー企業でもあることから、自転車の箱や車のバンパーが入っていた箱など、在庫段ボールの再利用や社会貢献も兼ねてベッド作りの構想を練っていた。東京2020オリンピックの選手村で段ボールベッドが使われていたことをヒントに、社員とともに簡易ベッドを試作。縦180㌢、横120㌢、高さ60㌢ほどの箱をベッドに据え、中には小さな段ボールを詰めて補強した。周囲を大きめの箱で囲って完成だ。畳んだ状態からガムテープなどだけで作るもので、要望があれば社員が作り方を指導するという。
 吉田会長は防災ボランティアの立場から、「何かできることをと準備した。多くの人と一緒に防災を考えていきたい。ベッドもバージョンアップさせていきたいので、ぜひ活用いただき、多くの意見を頂戴したい」と話す。問い合わせは吉田会長(090・3578・4478)へ。
【田中博子】
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