「道の駅とよはし」の体験型観光などサブスク特典に

モビリティマーケットが追加

　トヨタ自動車系が運営するウェブサイト「モビリティマーケット」で４月から、利用者特典として「道の駅とよはし」（豊橋市東七根町）の体験型観光などのサービスが加わった。車のサブスク（継続課金）充実へ有力視する道の駅との初の連携先に「とよはし」を選んだ。
　新型コロナウイルス禍での「移動の喜び」をテーマにサブスク事業を展開する「ＫＩＮＴＯ（キント）」が昨年４月に開いたウェブサイト。サブスクの利用者特典で発行するポイントを、提携する観光施設などのサービスに使える。
　サブスク特典で利用できるのは、１人乗り電動ミニカー「ネクストクルーザー」で巡る観光ガイドツアー（要予約）、同道の駅で使える商品券、レンタサイクルの三つ。ＫＩＮＴＯのポイントを道の駅クーポンに交換する。
　道の駅とよはしは２０１９年５月の開駅から２年半で延べ５００万人が訪れ、中部地方でも屈指の来場者数を誇る。体験型観光や特産を生かした商品開発にも積極的。今年度は国の「ナショナルサイクルルート」に選ばれ、車と自転車を使った観光の拠点にもなりつつある。
　「道の駅とよはし」の吉開仁紀副駅長は「道の駅で最初の連携先に選ばれたことで注目も高まっていると感じる。中心利用層の若者への訴求も見込める」と期待する。
【加藤広宣】