豊橋の吉田方小「150周年記念式典」

2022/05/19 00:00(公開)
150周年を記念した式典=吉田方小学校で
150周年を記念した式典=吉田方小学校で
 豊橋市立吉田方小学校は18日、「150周年記念式典」を開いた。同窓会役員、教員、代表児童らが出席し節目を祝った。
 本多宏成校長は「長い歴史を築き上げてきた先輩方の努力と苦労の上に、今の学校の教育が成り立っています。先輩方に感謝し、これからも学校のスローガンである『笑顔いっぱい力いっぱい』で子どもたちを育てていきます」とあいさつ。
 同窓会長の井川襄さん(77)は「歴史の中で最も大きい出来事は、豊橋空襲で校舎の大半が焼けたこと。復興には大変な努力が必要だったと感じています。小学校は地域のコミュニティーの中核。これからも地域とともに歴史を刻んでいきましょう」と述べた。
 周年記念では、石碑を設置し、アスナロを植樹した。石碑は高さ75㌢、幅130㌢で、学校の主な歴史を紹介する。アスナロは、漢字で書くと「翌檜」で、「ヒノキのように明日なろう」の由来がある。児童たちに自分の目標を持って明日に向かってぐんぐん伸びて成長してほしいとの願いを込めで選んだ。
 1873(明治6)年に香福寺に開設された吉川学校として設立。92年に吉田方尋常小学校と改称し現在の吉川町に移転した。1941年に吉田方国民学校になり、47年に現在の名前になった。72年の100周年に合わせて講堂を体育館に改装した。隣接する中学校が移転し、2008年に跡地へ新運動場ができた。市立吉田方小学校になった47年以降の卒業生は1万628人になる。
【竹下貴信】
設置された石碑と本多校長㊧、井川さん
設置された石碑と本多校長㊧、井川さん
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 蒲郡信用金庫 さわらび会 住まいLOVE不動産 虹の森 光生会
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国