コロナ終息へ小坂井高生徒の願い込めた横断幕

豊川市の県立小坂井高校の北側を通る国道１５１号脇に、新型コロナウイルスの早期終息を願う高校生のメッセージが入った横断幕が登場した。
　国道の改修工事を手掛ける「岡田建設」が同校生徒会に、横断幕作りを依頼した。生徒会役員が中心となり、二つのメッセージを考えた。岡田建設が社内で横断幕に仕上げ、学校内で披露した。現在、国道脇に掲げられている。
　横幅９㍍の横断幕は２種類。それぞれマスコットキャラクターとともに「防ぐ３密　心は一つ」「命を守ろう　みんなの力で」というメッセージが書かれている。感染防止対策の必要性を訴えるとともに、人と人とのつながりを大切にしたいという高校生の思いを込めた。
　これらの標語を中心となって考えた２年生の渡辺ディエゴさんは「立派な横断幕になってうれしい。コロナの感染防止のために『３密』は避けないければならないが、人と人との気持ちが離れてしまうのではなく、心を一つにしてみんなで力を合わせてコロナを乗り越えていきたい」と語った。
【山田一晶】