東京大学安田講堂で8月に開かれた「第14回ヒューマンアカミージュニアロボット教室全国大会アイデアコンテスト」で、アドバンスコースの部に出場した豊橋市立磯辺小学校の平澤歩岳さん(11)が最優秀賞に選ばれた。平澤さんは18日、市役所で山西正泰教育長に受賞の喜びを伝えた。
全国大会は、ヒューマングループが展開する国内外のロボット教室から2万7000人の子どもらがエントリーする。アイデアコンテストは4カテゴリーがあり、教室で使うキットをアレンジしたオリジナルロボットの完成度を競う。
中でもアドバンスコースの部は、プログラミング制御の技術力も問われる最もレベルの高いカテゴリーだ。デモ動画による地方予選を勝ち抜いた4人が決勝でプレゼンテーションした。
平澤さんの提案は「だるまさんが転んだ」を再現したロボット。不規則に回る鬼の首を備えた本体と子機を糸でつないでモーターで巻き取る。本体のボタンで子機の動きを制御し、鬼に触れれば勝ちとなる。複数のロボットの異なる動きを制御する技術が評価されたという。
家族の影響でブロック玩具に親しんだ平澤さんは4歳でガンダムのプラモデルを完成させた。アイデアを思い浮かべるのが習慣で、9月には月を眺めながら「餅をつくうさぎ」をモチーフにしたからくり人形を図工の授業で発案した。初出場の全国大会について平澤さんは「ライバルのすごいロボを見て驚いた。今後も、ひらめきを大切にしたい」と語った。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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