営農型太陽光発電で脱炭素推進

2022/09/09 00:00(公開)
営農型太陽光発電の現状の説明などあったシンポジウム=豊橋商議所で
営農型太陽光発電の現状の説明などあったシンポジウム=豊橋商議所で
中部ソーラーシェアリング「やろまい会」設立記念シンポ

 営農型太陽光発電を推進する一般社団法人「中部ソーラーシェアリングやろまい会」の設立記念シンポジウム「農業生産の脱炭素化」(東愛知新聞社など後援)が7日、豊橋商工会議所で開かれた。
 太陽光発電パネルの設置業者ら5社が発起人となり今年1月に設立。愛知、静岡、岐阜の3県を中心に、農作物を生産する耕作地の上に、太陽光発電パネルを設置する事業を進めている。
 シンポジウムには100人近くが参加。農林水産省、環境省、事業者の3者が現状について説明した。うち農水省再生可能エネルギー室長の西尾利哉さんは、「累積で約3500件まで営農型太陽光発電を設置するための農地転用許可件数が増えている。相性の良い作物についても分かってきた」と説明。一方で「発電パネルの設置は、地域住民から歓迎されないケースもある。理解を得ることが大切」と述べた。
 代表理事の北井久美絵さんは「災害時の非常用電源として地域で活用できるように取り組んでいる。農業者の所得が増え、耕作放棄地や荒廃農地の抑制や再生についなげたい」と意気込んだ。
【竹下貴信】
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