田原市中央図書館でファンミーティング

　田原市中央図書館は10日、開館20周年を記念したファンミーティングイベントを館内で開いた。是住久美子館長が案内するバックヤードツアーなどがあり、図書館ファン14人が参加した。
　参加者は貸出カウンター裏の録音図書をつくる録音室や、一般にも貸し出している複製絵画が並ぶ廊下、職員が高齢者福祉施設に出向いて「グループ回想法」をする際に使う民具が保管されている部屋、移動図書館「いずみ号」の書架や車庫を見学した。普段見られない光景に、「これが見たかった」と興奮気味に話す人も。閉架書庫では、興味深そうに書架一つ一つを眺めた。
　事務室は毎週木曜に届く新刊を並べた選書書架を前に選書体験。新刊を手に取り、これはと思う本に購入希望の付箋を挟み込んだ。
　職員が休憩するスタッフラウンジで参加者は自己紹介。図書館ファン歴は２～３年から20年以上、東京から参加したという人がいた。中には先代館長の豊田高広さんも。図書館の好きなところ発表では、参加者が「お薦めの本のセンスが良い」「雰囲気が明るく、落ち着いて本を読める」「スタッフが優しい」などの声が上がった。
【岸侑輝】