建設中の橋に「夢」描く 東栄小児童たち

2022/09/23 00:00(公開)
児童が描いた絵が並んだ橋=いずれも東栄町月で
児童が描いた絵が並んだ橋=いずれも東栄町月で
 東栄町立東栄小学校の児童が、同町月に建設中の国道473号「引田大橋」で、舗装前の路面に絵を描いた。コンクリート床(長さ約39㍍、幅7㍍)に将来の自分やサッカーボール、好きなゲームのキャラクターなどを思いのまま描いた。
 設楽ダム(設楽町)の建設に伴い、県は設楽町神田と東栄町月を結ぶ「月バイパス」(約3・4㌔)を整備している。東栄町内にかかる引田大橋の床版工事を請け負う地元の亀山建設が、道路ができるまでの様子を見てもらおうと「橋面ペイント」を企画した。
 この日は3回に分けて工事現場に入り、路面をキャンバスに「将来の夢」をテーマに描いた。子どもたちはチョークで下絵を描き、刷毛と水性塗料で仕上げた。
 スポーツ選手を目指している子はユニホーム姿の自分を想像、トリマー志望の子はエプロン姿の自画像などを描いた。他にも地元の山や川などの風景などもあった。鈴木優月さん(6年)は「とても楽しかった」と満足そうに述べた。
 今後は路面のアスファルト舗装で子どもたちの絵は隠れてしまうが、亀山隆社長は「橋は何十年も残る。大人になって車で通る時、自分が描いた絵があることを思い出してほしい」と話した。
 橋の工事は11月で完了するが、道路の開通時期は未定という。
【安藤聡】
色を塗る児童
色を塗る児童
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