豊橋市獣医師会が動物慰霊祭

2022/09/26 00:02(公開)
多くの人が訪れた動物慰霊祭=豊橋市保健所・保健センターで
多くの人が訪れた動物慰霊祭=豊橋市保健所・保健センターで
 豊橋市獣医師会は25日、同市中野町の保健所・保健センターで動物慰霊祭を開いた。数百人の市民が訪れ、亡きペットを悼んだ。
 三十数年前から続く事業。以前は市の斎場で開かれていたが2019年に会場を移転した。獣医師会の河合正治会長によると、以前と比べてペットを家族の一員とみなす人がますます増えている。犬も猫も室内飼いが多くなり、体の不調を見つけると、すぐに動物病院で受診するようになった。「自分の子どものように思っている人が多い」と河合会長。
 この日は、慰霊祭の案内を受け取ったり、新聞などで知ったりした人が次々に会場を訪れた。小さな子どもから高齢者までが入り口で受け取った花を供え、慰霊碑に向けて手を合わせた。数年前に失った犬や、何世代ものペットの霊を慰めに来る人もいるという。
 河合会長は「動物愛護の精神を市が理解し、協力してくれている結果として慰霊祭が営める」と話した。

愛護週間イベントも

 一方、同じ会場ではこの日午前、動物愛護週間(20~26日)に合わせ、市と市獣医師会による動物愛護デーが開かれた。豊橋獣医師狂犬病予防協会、市民団体「ハーツ」「あにまるあいず」協力、市教育委員会後援。
 会場では、地域猫活動の啓発コーナーが設けられたほか、ボランティアのパネル展示、猫の飼育相談、犬猫の健康相談などがあった。
 子ども向けには犬猫の正しい飼い方を答えるクイズラリーのほか、缶バッジ作りのコーナーもあり、多くの人が訪れた。
 人気だったのは、動物ふれあいコーナー。新しい飼い主を探す猫たちがケージに入れられて登場した。子猫が多かったが、中には市内で起きた多頭飼育崩壊現場から来た猫も。子どもたちは金網越しに猫をじゃらして遊び、かわいらしいしぐさを見て喜んでいた。
【山田一晶】
猫をじゃらす子ども
猫をじゃらす子ども
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