渥美農業高生が規格外トマトを使ったレトルトカレーを商品化

2022/09/28 00:00(公開)
看板を手にカレーをPRする水谷さん㊥=田原市役所で
看板を手にカレーをPRする水谷さん㊥=田原市役所で
 県立渥美農業高校は黒豚と規格外トマトを使ったレトルトキーマカレーを商品化した。27日、鈴木修市校長らが田原市役所で山下政良市長に報告した。
 食用には問題ないが色や形などが規格に合わず市場に出ないトマトを黒豚に与え、その黒豚のミンチ肉と規格外トマトをカレーに仕上げた。SDGs(持続可能な開発目標)的な取り組みとして昨年度から注目されている。今年1月にあった「第21回東三河ビジネスプランコンテスト」ではアイデア部門で「ほの国やってみりん賞」を受賞している。規格外トマトは「JA愛知みなみ」のトマト部会が提供。田原市の「ヴィレッジフーズ」、豊橋市の「三共食品」と「サイエンス・クリエイト」が商品化で協力した。
 今年2月に先輩からプロジェクトを引き継いだ農業科3年生の水谷考志さんと2年生2人が主体になって取り組んだ。パッケージには2年生の女子がかわいい黒豚のイラストを描いた。
 水谷さんは山下市長に「商品化できてうれしい。校内や地域のイベントで売りたい。皆さんに食べてほしい」と語った。山下市長は同校の農業や6次産業化への関わりに感謝し、「町のPRにもなる。今後もいろいろなものを開発して」と激励した。
 1袋180㌘、税込み750円。10月1日に「道の駅とよはし」で開かれる「東三河グルメ&物産フェア」で生徒がブースを設けて売る予定。【岸侑輝】
商品化した「黒豚とトマトのキーマカレー」
商品化した「黒豚とトマトのキーマカレー」
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 藤城建設 さわらび会 蒲郡信用金庫 光生会 住まいLOVE不動産
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国